【稲田朋美】若い頃から現在までは?夫・娘・父親の家族話、高市早苗との仲、網タイツ・メガネなどファッションセンス、落選の背景と総裁選投票先を解明
もくじ
稲田朋美氏のプロフィール
稲田朋美氏は、1959年2月20日、福井県今立郡今立町(現・越前市)で生まれました。
学歴は、1977年3月に京都府立乙訓高等学校を卒業し、同年早稲田大学法学部に入学。
1981年3月に法学部を卒業しました。
在学中は、男女雇用機会均等法の制定前で女性の就職先が限られていたため、司法試験合格を目指して1日約16時間の猛勉強を続け、1982年に司法試験に合格しています。
1985年4月には弁護士登録を果たし、大阪弁護士会に所属しました。
以降、弁護士として活動しながら、2005年の第44回衆議院議員総選挙で福井県第1区から自由民主党公認で初当選。
以降、7回連続当選を果たしています。
若い頃から現在までの活躍
稲田朋美氏の若い頃は、司法試験合格後の弁護士時代が中心です。
1983年に司法修習生となり、1985年の弁護士登録後、西梅田法律事務所で勤務しました。
この時期、1989年に夫の稲田龍示氏と結婚し、1990年には税理士登録も行っています。
出産を機に事務所を退職しましたが、保守派の弁護士として「百人斬り」訴訟の原告側代理人を務め、安倍晋三氏から政治へのスカウトを受けました。
2005年の初当選は、郵政解散総選挙での刺客候補としてで、373票差の僅差勝利でした。
以降、2012年の第2次安倍内閣で内閣府特命担当大臣(規制改革)・国家公務員制度改革担当大臣に就任し、初入閣を果たします。
2014年には自民党政務調査会長(2期)、2016年には第3次安倍第2次改造内閣で防衛大臣に任命され、女性として2人目の防衛大臣となりました。
2025年には、自民党筆頭副幹事長・総裁特別補佐に就任。
また、党の整備新幹線等鉄道調査会会長として、北陸新幹線の敦賀以西ルート決定に貢献し、2025年11月8日の福井国政報告会では、税制調査会副会長、中小企業調査会顧問、観光立国調査会副会長としての活動を報告しました。
オーバーツーリズム対策のプロジェクトチーム座長代理としても、旅客出国税の引き上げ議論を進め、福井の交通ネットワーク強化を主張しています。
さらに、衆議院消費者問題に関する特別委員会委員長、経済産業委員会理事、法務委員会筆頭理事を歴任し、福井女子中学生殺人事件の再審無罪判決に関する刑事司法の課題を指摘するなど、地元密着型の活動を続けています。
2025年10月には高市早苗内閣の発足を歓迎し、女性活躍の進展を評価しています。
夫・娘・父親の家族エピソード
稲田朋美氏の家族は、夫の稲田龍示氏、長男、長女の5人家族です。
夫の龍示氏は、司法修習37期の同期で、同じく弁護士です。
1989年に結婚し、龍示氏は小学校卒業文集で「将来は歯医者で衆院議員になりたい」と書くほど政治志向が強い人物だそうです。
2005年の稲田氏の初出馬では、夫の「政治家になることが、君のやりたいことを実現する近道だ」という後押しがあったおかげで、政治家となることが出来たのだそう。
当選後、龍示氏は妻の活動を支え、2022年の朝日新聞のインタビューでは「妻は我が誇り。総理を目指してほしい」と語っています。
家族の絆を重視する稲田氏は、選択的夫婦別姓制度について当初反対でしたが、2020年に「婚前氏続称制度」の新設を提案し、事実婚家庭の子の姓の違いが家族の絆を薄めないと実感から述べています。
長女は、稲田氏の公設第二秘書を務めています。
1990年頃生まれで、雙葉学園高校から早稲田大学、続いて東京大学大学院へ進学したとされています。
ファッションのコーディネートも手伝い、母娘で服を共有するエピソードもあります。
長男は1990年前後生まれで、東京大学出身のエリートです。
父親の椿原泰夫氏は、政治運動家で、2016年10月8日に死去しました。
京都で「京都讀書會」を主宰し、「頑張れ日本!全国行動委員会」京都本部会長を務め、保守勢力の結集を推進。
父親は、元は高校で英語を教え、後、高校の校長を務めた人物なのだそうです。
そして、父親と「右翼」という言葉も稲田氏の名前と合わせて多く検索されているようです。
「右翼」というと、日本人の古来の文化や歴史を尊ぶ「愛国心」の思想のほうです。
その反対に「左翼」というと逆の思想なので、欧米化の思想を好むという方々ということでしょう。
この「右翼」という言葉は、フランス革命の頃に生まれたのだそうです。
国民議会で議長席から見て、右側の方にこれまでの国の体制・政策を支持する「王党」「貴族」「国教」派が座っていたことが由来ということです。
父親の思想は少なからずや朋美氏に影響を与えているようですね。
高市早苗との仲は?
稲田朋美氏と高市早苗氏は、自民党の保守派女性議員として、国家観を共有する関係です。
2021年の自民党総裁選では、稲田氏が高市氏を支持し、ツイッターで「私が目指す強くて優しい、温かい日本の国柄を守るため、譲れない国家観を共有する高市早苗候補を支持します」と表明。
安倍晋三元首相の支持表明後、高市氏の勢いを後押ししました。
両氏は「女性首相候補」と並び称され、2022年の集英社オンラインの記事では、岸田政権の増税方針に対し対照的な立場が浮き彫りになりましたが、2025年の高市内閣発足時、稲田氏は「女性活躍が進んでいない日本の世界の見方が変わる。高市カラーが人事に垣間見える」と歓迎。
ライバル視される声もありますが、2025年のYahoo!知恵袋の議論でも「国家観の共有」が仲の基盤とされています。
網タイツ・メガネなどファッションセンス
稲田朋美氏のファッションセンスは、地元福井の産業PRを目的とした独自のスタイルです。
トレードマークの網タイツは、福井の経編(たてあみ)技術をアピールするためで、2015年の産経新聞の講演では「網タイツの女王と呼ばれていますが、福井の素晴らしい技術を注目してもらうため履いています」と説明。
ミニスカートや厚底ピンヒールと組み合わせ、選挙演説で着用します。
2017年のWWDジャパンの取材では、レディー・ガガ着用の「ソマルタ」の無縫製ニットタイツ"スキンシリーズ"を愛用と明かし、2016年の就任会見では「モトナリ オノ」の富士山ドレスを着用。
クールジャパン戦略担当大臣時代に、東京の若手デザイナーブランド「ソマルタ」「アリスアウアア」を公私で応援しました。
「クールジャパン」って、どんな政策話だった??という方のためにざっくりお伝えしますと、
日本で作られているものって、たくさんいいものがあるよね!と、主に対外国へ向けて、日本の「イイモノ」を発信しようという政策という言い方でほぼ間違いはないかと。
そして「メガネ女子」の政治家といえば、稲田朋美氏が第一人者でしょう(笑)。
もう、ご存知の方も多いと思いますが、このメガネは何と「伊達メガネ」なんだそうです。
視力に問題はないのですが、出身地である福井県が日本一のメガネの生産地であることから、かけているということです。
ちなみに福井県では、日本のメガネ生産量の約98%が作られているのだそうです。
メガネをかけるきっかけとなったのは、「クールジャパン戦略大臣」に就任したことからなのだそう。
ということは、2010年頃からメガネをかけ始めたようです。
2015年の講演会では「持ってる眼鏡は18本。福井は国産眼鏡の98%を占めますが、発信されていないのでかけています。」と語っています。
最近は美容のため鼻当てのないという珍しいメガネを購入されたそうです。
落選の背景
稲田朋美氏は2005年の初当選以来、落選経験はありませんが、2024年の第50回衆議院議員総選挙では、自民党派閥の裏金問題の影響で厳しい戦いを強いられました。
福井1区で比例重複立候補が認められず、単独での小選挙区当選を強いられた背景には、旧安倍派所属として政治資金収支報告書の不記載が指摘されたことがあります。
2024年12月の衆院政治倫理審査会では、「全て私の責任、深く反省」と弁明し、秘書が管理した口座の不正を認めました。
選挙では立憲民主党新人の波多野翼氏に7万328票差で迫られ、投票率57.39%の接戦に。朝日新聞の報道では、「政治とカネ」の問題で有権者の複雑な思いがひしひしと伝わり、稲田氏は「自民党を信じていいのか」との声を聞き、政策活動費廃止と政治資金透明化を約束。
当選後、「大変厳しく、つらく、難しい選挙でした。
みなさんの支援がなければこの場に立てませんでした」と感謝を述べました。
福井の「保守王国」基盤が支えましたが、裏金事件の逆風で票が減少し、非自民勢力の台頭を招きました。
総裁選投票先
稲田朋美氏は、自民党総裁選で保守派の立場から投票先を選んでいます。
2006年と2008年の総裁選では麻生太郎氏の推薦人、2012年は安倍晋三氏の推薦人を務めました。
2021年の総裁選では高市早苗氏を支持し、推薦人20人集められず出馬を断念した背景には、LGBT理解増進法案推進で安倍派との溝が深まったことがあります。
2024年9月の総裁選では、石破茂氏の当選を「自民党を真の保守政党に生まれ変わらせる」と評価しましたが、投票先は明かさず。
2025年9月のBS11出演では、「変えてくれる、改革を進めてくれる、自民党をぶっ壊すぐらいのリーダーを選びたい」と基準を述べ、2021年の高市氏支持を振り返りました。
女性活躍提言として、2024年8月の女性議員会合で「女性閣僚30%以上」「女性議員割合30%」と求めています。
今回はここまでです。
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