NTTサラリーマンから書道家へ!武田双雲さんがADHD告白「妻がいなければ今も会社員」

書道家として数々の大作を手がけ、メディアでも活躍する武田双雲さん

その異色の経歴とポジティブな生き方は、多くの人を魅了しています。

NTTのサラリーマンから独立し、世界を舞台に活躍するまでの道のり。

そしてADHDを公表した本音や、家族を支える妻・玲子さんの存在。

ここでは武田双雲さんの人生を、幼少期から現在まで詳しく紹介します。

 

武田双雲さんのプロフィール

武田双雲さんは熊本県熊本市出身です。

本名は武田大智さん。

身長185cmの長身で、明るくエネルギッシュなキャラクターが印象的です。

東京理科大学理工学部を卒業後、NTTに就職しました。

約3年で退社し、書道家として独立。

現在は創作活動のほか、講演や著書、個展などで幅広く活躍しています。

 

 

幼少期は書道と自由な遊びの両立

武田双雲さんは1975年6月9日生まれ。

書道家である母・武田双葉さんの影響を強く受けて育ちました。

3歳の頃から母に師事し、筆を持つようになったそうです。

厳しい書道のレッスンを受けつつ、書道以外はとても自由に育てられました。

父・武田圭二さんも「大智は天才たい」と肯定的で、のびのびとした環境でした。

幼少期は文字に強い興味を持ち、人の字を観察して真似るのが好きだったといいます。

近所の子供の癖字を集めたり、先生の字を模倣したり。

こうした遊びが、後の独自の書風につながったのかもしれません。

 

項目 詳細
出身地 熊本県熊本市
母の影響 3歳から書道を学ぶ
家庭環境 書道は厳しく、それ以外は自由
父の姿勢 肯定的で天才扱い

 

学生時代は野球部とADHDの兆候

小学校から中学校にかけて、武田双雲さんは野球部に所属していました。

しかし、集中しにくい性格が目立ち、孤立する時期もあったそうです。

試合中に空を見てボークをしたり、衝動的に行動してしまうことが多かったといいます。

後年ADHDとわかったことで、「あの頃の自分はこうだったのか」と納得したそうです。

東京理科大学理工学部情報科学科に進学。

大学時代も書道から離れがちでしたが、暇な時に筆を執ることは続けていました。

理系でありながら、芸術的な感性も持ち合わせていたことがわかります。

 

NTT入社と運命の出会い

大学卒業後、武田双雲さんはNTTに入社しました。

営業職として働き始めた頃、人生の大きな出会いがあります。

それは同期入社の玲子さんとの出会いです。

新入社員研修で大勢の中にいた玲子さんが、なぜか光って見えたそうです。

同じ部署に配属され、自然とお付き合いが始まりました。

玲子さんは普通のサラリーマンと結婚するのが夢だったそうですが、武田双雲さんの熱意に押される形で交際に発展。

2003年に結婚し、夫婦生活がスタートしました。

 

会社員時代に起きた転機

NTT在職中、武田双雲さんは社内のメモを毛筆で書くようになりました。

ある日、女性社員の名前を代筆したところ、彼女が感動して泣いたそうです。

「自分の名前が初めて好きになれた」との言葉がきっかけで、書道の道を強く意識するようになります。

翌日、辞表を提出。

約3年の会社員生活に幕を下ろしました。

母の書道教室で1年ほど本格的に学び、ストリート書家として活動を開始。

ここから本格的な書道家人生が始まります。

 

ADHD公表と「妻の支えがなければ今も会社員」

武田双雲さんは2016年頃、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の傾向があることを公表しました。

新婚旅行で何度も迷子になったり、衝動的な行動が目立ったり。

玲子さんが早くから気づいていたそうです。

診断を受けて「気が楽になった」と語っています。

ADHDの特性を理解し、苦手を周囲に伝え、得意分野に集中する生き方を選びました。

武田双雲さんはインタビューでこう明かしています。

「妻がいなければ今も会社員だった」と。

独立直後は仕事がなく苦労した時期も、玲子さんがマネジメントを支え、3人の子育てをしながら支えてくれたそうです。

調子に乗りがちな夫をたしなめる、唯一の存在だといいます。

武田双雲さんのADHDエピソードを表にまとめました。

 

時期 主なエピソード
幼少期~学生時代 衝動的な行動、集中しにくさ
新婚旅行 複数回迷子になる
会社員時代 メモを毛筆で書くなどの独自行動
公表後 特性を活かした創作活動

 

書道家としての大ブレイク

独立後、武田双雲さんはNHK大河ドラマ「天地人」の題字を手がけ、一躍有名に。

その後もスーパーコンピュータ「京」、世界遺産「平泉」、映画や企業のロゴなど、数々の題字を担当。

パフォーマンス書道や個展も開催し、現代アーティストとしても活躍の場を広げています。

海外での個展や文化交流使としての活動も印象的です。

ベストセラーとなった『ポジティブの教科書』をはじめ、著書は60冊を超えます。

ADHDの特性を「才能」に変える生き方が、多くの読者の共感を呼んでいます。

 

家族との絆と現在

武田双雲さんと玲子さんの間には3人のお子さんがいます。

長男の智生さんをはじめ、賑やかな家族生活を送っています。

玲子さんは夫のマネジメントを長年担い、現在もカフェギャラリーの運営などで支えています。

夫婦のキーワードは「ふざける」こと。

ADHDの特性を理解し合いながら、ポジティブに毎日を過ごす姿が素敵です。

今も個展や講演、創作活動に精力的に取り組み、精力的に発信を続けています。

武田双雲さんの人生は、決して平坦ではありませんでした。

しかし、妻の支えと自身の特性を受け入れることで、大きな花を咲かせました。

これからも「今を生きる」姿勢で、多くの人に勇気と元気を与えてくれることでしょう。